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2015.08.07

時を超えて、きみを愛せるか(小田和正)

梛
ご無沙汰しています。松岡です。
5月末に3500gのビッグな男児が産まれました。
その際は、いろんな方からお祝いと励ましの言葉をいただき、ありがとうございました。
さて、ふりかえりますと、38歳で妊娠がわかり、ハッピー妊婦生活を送ろうとした矢先。
前置胎盤というリスクがあることがわかり、自宅安静となり、ひきこもり妊婦になりました。
出血か?と思って2度救急にかけこんだら痔の勘違い…。
妊娠高血圧症の減塩生活、帝王切開と最後までオンパレードだったので、
無事生まれたときは「これが幸せというものなのか」と
生きてきて初めて確信できた気がします。
出産の入院中も私らしくちょこちょことトラブルがありました。
いわゆる「マタニティーブルー」と診断されまして。
私としては疲れているだけで、そうじゃないのにな〜と思いつつ、
ホルモンバランスの乱れと、寝不足と気疲れで人前で毎日泣いてたから、
仕方ないと思います。
まず、他の患者さんを追い出してまで、私のために個室があてがわれました。
看護師さん全員に気を使われ、要注意患者として扱われ、
売店に散歩に出かけようとしたら逃げ出したと心配され、行動を逐一申し送りされ
「まつおかさんは500点満点で頑張ってる!」
「えらい子!かわいや!(ワタシ大人)」と毎日励まされ、
涙腺緩みっぱなしだったから、そのたびに泣きたくないのに泣かされ。。。
頼むから放っておいてくれ、と何度も思いましたが、途中から諦め、
見舞いに来てくれた友達に愚痴を吐きまくってました。
しまいには病室のセーフティボックスの鍵と財布を紛失したのですが、(いつものこと)
叱られるどころか「まつおかさんは疲れてるから」と優しく慰められ、
三度荷物をひっくり返して探し、4度目探そうとした時、夫が呼び出されました。
担当医師は苦笑いしていました。財布はセーフティボックスの中にちゃんとありました。
とにかく看護師さんと噛み合わなかった濃密な入院生活も終わり、
今は監視から無事解放され(?)、
のんびり育児の日々を送っています。
最初は、授乳の激痛や寝不足で一日を終えるのが精一杯で、
毎日どんよりしてましたが。
たまに飲みに行こうとするダンナにキレたり。。。
スヤスヤ寝てるダンナにキレたり。。。その存在に腹立てたり。。。
最近、ようやく幸せを噛み締められるようになってきました。
今思えば、産後うつだったんだろな〜。でも、みんななるんですよ〜これ。
梛3
自分のこどもというものは本当に可愛く、
うんちもタンドリーカレー臭(ヨーグルト風味)で可愛く、
おならもげっぷもおっさんみたいで可愛く、
こんなに可愛かったら悪い事して叱る時はどんな気持ちになるんだろうとか。
小学校行く時は号泣だろうなとか。
小田和正の「たしかなこと」を歌いながら、やっぱり泣いてます。
泣きながら写真撮ってます(笑)。
しばらく、ブログはこんな感じでいこうと思っています。
(コピーも細々と書いています)
梛2
ちなみにダンナに激似で、小さいダンナに授乳したり、抱っこしている気がします。

Author : matsuoka

2015.01.22

そして全豪オープンはじまりました。

こんにちは。マツオカです。
全豪OPEN、錦織3回戦へと順当に勝ち進みましたね。
ところでふだんメーカーに勤務している夫には
よくワザナカの日常について話します。
夫はワザナカのみんなと会ってじっくり話したことはないのですが、
一人ひとりのことを実によく知ってます。
そんな夫は、一般の企業とは少し違ってちょっと自由に見える
ワザナカにひそかな憧れを抱いているようでして。
ブログを一度だけ代わりに書かせてくれと聞かなくて。
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こんにちは。
おっちょこちょい子、松岡の旦那です。
誰もいない家に帰ってきたのにドアの鍵がかかっていなかったり、
誰もいない家なのに煌々と電気がついていたり、
ストーブの上のヤカンに水が入っていなかったり・・・。
いったい何なんすか!
お酒の量も増えるはずやわ!!
神経をすり減らしたせいで、ハゲてきたじゃないか!
こないだは街中で偶然会った砂原さんに、
大変な人を背負いましたねって言われるし!!
(野村さんも、大変な人を背負ったねって思ったけど・・・・)
でも皆さん、おっちょこちょい子は反省もしていなければ、
立ち直ってもいませんからー。
これは、ちょい子なりに考えた営業戦略ですから。
そんなちょい子に、皆さん仕事をまわしてやってくださいね。
イラっとせずに修業だと思ってつきあってください。
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以上、原文ママ。オチもなくごめんなさい。
ブログって、クリエイティブって
難しいんだとわかってもらえたと思います。
ではまた。錦織の決勝進出、
そして厳しいかもしれないけど初優勝!
に期待しているマツオカでした。
Go for it !

Author : matsuoka

2014.12.10

日々のことなど。

こんにちは。松岡です。
昔からおっちょこちょいと言われます。
ワザナカには同い年の砂原久美子ちんがおりまして
彼女も結構すごくって、
よく楽しませてもらっています。
ワザナカの千田guy いわく、「ヌケヌケっぷりの規模」が
彼が金沢商圏だとしたら、うちら二人は世界規模だとかで
なかなかな言われようです・・・。
過去を振り返ると
プレゼンでみずほ銀行のことを「みずこ銀行」と言ったり、
携帯にFAXを送ろうとしたり、
ベトナム一人旅でトランプ詐欺に遭い、
危うく偽札の運び屋にさせられそうになったり、
同じくベトナムでエステだと思ったらエロエステだったり、
ATMに閉じ込められたりなどなど、
自分で書いていて軽くイラっとします。
しかし、忘却は人の最大の幸福とは言ったもの。
同じタイプの人は多分そうだと思うけど、
ここ一番のピンチを切り抜けると
反省するもすぐ立ち直ってしまうんです。
最近は、夫との買い物帰りに
見知らぬ車の助手席に乗りこんで運転席のお兄さんを驚かせたり、
丸亀の明太釜玉うどんに
つゆの替わりにソースを注いだとか、まあ可愛いものです。
夫には「それをネタに仕事を獲ろうとしてる」と
言われて心外です。
そんな甘いもんではないのに・・・。

Author : matsuoka

2014.10.31

映画のはなし。

最近見た映画について書いてみます。
「舟を編む」
辞書編集という途方もなく時間のかかる工程をテーマにしたもの。
言葉集めから、解釈編集、五稿までくり返される校正。
一つの辞書が出来るのに何年もかかるそうで、
考えるだけで気が遠くなります。
主人公の松田龍平扮する「まじめくん」は、人と話したり関わるのが苦手。
辞書編集を通して「言葉は相手に気持ちを伝えるためにある」
ということを知り、好きな人に自分の言葉で告白します。
ていねいにひとつ一つ言葉と向き合う姿に
言葉を仕事にする者として身のひきしまる思いがしたし、
辞書をゆっくりめくりたくなりました。
映画の中で編集者が自分の言葉で語彙解釈をするシーンがあって、
素敵だったのでご紹介。
ださい 【ダサい】
(1)格好悪い。
用例:酔った勢いでプロポーズするなんてマジでダサい
こい 【恋】

(1)ある人のことが好きになり、四六時中その人のことを考え、
ほかのことが手につかなくなること


(2)成就すれば、天にも登る気持ちになる
「ニュースの天才」
アメリカの権威ある出版社の、新進気鋭の売れっ子ライター。
才能と人間的魅力に溢れた彼の記事が、実はすべて捏造だった。
アメリカで実際に起きた「スティーブン・グラス事件」が元になっていて、
真実が暴かれ、主人公が追いつめられる様は痛快であると同時に
サスペンスを観ているような怖さを感じます。
観賞後、主人公は何のためにこんなことしちゃったんだろう、
周りはなぜ気づかなかったのだろうと考えるわけですが、
この事件、日本でも話題になっているSTAP事件と
構造がまったく一緒なんですね。
人間がくりかえしてしまう弱さ、
深い闇についても考えてしまいました。
事実の追求と、事実をでっち上げてしまうこと。
同じ時期にたまたま
正反対の2本を観るということは、
何かを学べということだったんでしょかね。
セレンディピティを感じてしまいました。

Author : matsuoka

2014.09.30

コラムのこと。

マツオカです。
さて、ここ二年程富山の北日本新聞の文化欄で、
インテリアと雑貨のコラムを寄稿しています。
おすすめの雑貨を紹介しながら
日々のことなどを気ままな感じで書いています。
正直、それまでインテリアは詳しくなかったのですが、
連載をはじめてから好きになりました。
素敵なものがあるとつい買ってしまうので、
取材では現金を500円しか持ち歩かないようにしています。
このコラムは週一度なので毎週しめきりがあります。
しめきりがあるのは他の仕事も一緒なのですが、
規則正しく毎週、というのはあんまりなくて、
背の低いハードルをずっと飛び続けているようです。
おかげで少し筋力がついた気がしています。
「何書こっかなー」と思っていると一週間なんてすぐ終わって
1年もあっという間に過ぎてしまいます。
ちなみに雑貨のコラムですが、
女の人の生き方をテーマにしてきました。
女子についてのモヤモヤウジウジとか
夢とか野望や幸福について、1年半以上書いていたら、
自分の中の女子部分が枯渇してしまい
書き尽くしてしまった感があります。さてどうしよう。
最近では何かを吹っ切ったオジサンが
原稿書いているようになってます。
もう、時代はとっくに女子ではなく、
オジサン女子なのかもしれない。
自分や回りの女性を見るとなんとなくそう思います。
ある方にも宣言しましたが、
これからはオジサンコピーライターで
いこうと思います。

Author : matsuoka