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2011.06.30

スピルバーグの『E.T.』

私の人生初の映画(館)体験は、
父親に連れられて行った「E.T.」(1982年)だったと記憶しています。
まだ小さかったので
父に何度も漢字の読みやことばの意味を聞きながら
ストーリーに付いていくのにほんと必死でした。
スクリーンはどデカイわ、話のスケールはそれ以上だわで、
とにかく未体験の興奮を全身で感じた、思い出深い1本です。
最近聞いた話なのですが、
スピルバーグ監督は子供の頃いじめられていて
孤独で辛い日々を送っていたらしく、いつも空を見上げては
「いつか空から自分を助けに誰かが来てくれるはずだ」と思っていたそうです。
まさに、「E.T.」の主人公エリオット君が彼自身だったのだと。
それをふまえてあの作品を思い返すと、
最後、E.T.の誘いを断って地球に残ると言ったエリオット君の強さ(=成長)が
スピルバーグ監督の心に重なって…なおさら、じ~ん。
さて、先週公開が始まったJ.J.エイブラムスの「SUPER8」。
前作の「クローバー・フィールド」同様、
予告篇に謎めいた仕掛けを散りばめて話題を呼んだそうですが、
(謎解きはコチラでやっています→http://gigazine.net/news/20100514_super_8/
私にとってはそれより、
スピルバーグ監督の70~80年代作品にオマージュを捧げたという、
まさに「E.T.」の時代観、世界観再び!というふれこみに
もうワクワクしています。(プロデューサーはスピルバーグ)
子供に戻って観たい!

Author : sunahara