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2011.05.12

田植えウィーク

G.Wが終わり、
なんだか寝すぎた朝のような気だるさが数日続いております。
G.Wといえば、私は小さい頃から
ほとんどゴールデンな感じのウィークは過ごした記憶はなく、
というのも、この時期は実家(農家)の田植えシーズン真っ盛りなのです。
農家にとって、このシーズンは1年で一番ビッグな仕事になるわけで、
今年もお天気に恵まれ、無事一仕事が終わりました。
ここで田植えの一連の流れをご紹介。(砂原家の)
10~15cm程までに育った苗の箱が、ハウスに並んでいて、
その箱を軽トラックに積んで田んぼまで運ぶ。(だいたい女の仕事)
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田植機で植えまくる。(ほぼ男の仕事)
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ちなみにうちのマシーンは
4つ分の苗箱分を同時にセットして植えるもので、ハンドル付きの乗用型。
昔は手押しタイプだったので、うちも格上げしたな~としみじみ。
隣の田んぼに目をやると、8つ分の苗箱分をセットできるどデカい田植え機が…うぬぬ。
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田植機には植え付ける爪みたいなのがあって、
その爪で苗を挟み持って土に挿し込んでいくわけですが、
たまに挟み漏れがあって植え抜けができるので、
その抜けを見つけて苗を埋めなきゃいけなくなります。
そこで発生するのが、田植えフローの中で最も過酷な「押し植え」です。
足元の悪い田んぼの中で、苗を踏まないよう慎重に足をすすめながら抜けを探し、
腰に縛りつけた籠に入れた稲の苗を手で数本ずつ植えていくという、単調かつ過酷な作業。
15分ほどで完全に腰が固まります。
(これはほぼ女の仕事)
という流れのなかで、
女の私の出番は「苗箱を運ぶ」か「押し植え」かなんですが、
まず「苗箱を運ぶ」では、マニュアル車の軽トラックが運転できないという、
父いわく「おまえは農家の娘ではない」という
縁切りに近いことばが出るほど致命的な不能ぶりで、
次に「押し植え」はとても自ら進んで名乗りでたくはない作業なので、
こどもを放っておけないということを言い訳に3年前から辞退中。
というわけで、全くもって何もしていないのが現状です。
ただなんとなく申し訳ないので
田んぼのまわりをこどもとブラブラして、
山菜をとったりするのがここ数年の私のG.Wなのでした…。
(↓こごみ)
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Author : sunahara