2015.07.22
【おすすめ漫画 vol.7】刻刻
台湾大好き、センダマンです。
夏ですね、こんにちわ。
個人的におすすめ漫画を紹介していく、このコーナー。
7回目の今回は『増刊モーニング2』(講談社)で2008年から2014年まで不定期連載された、
『刻刻(こっこく)』です。
最近読んだ漫画の中で、ダントツの面白さ。
ストーリーの緻密さと、その設定の絶妙なバランスにおもわず唸ってしまう漫画です。
ニートの父と兄、隠居の祖父、母、シングルマザーの妹と暮らす主人公の佑河樹里に、
ある日、甥と兄が幼稚園の帰路で誘拐され犯人から身代金要求の電話がかかってきた。
受け渡し時間までわずかしかなく、犯人と刺し違える覚悟で救出に向かおうと決意するが、
その時、祖父が佑河家に代々伝わるという止界術を使い、時間を止めてしまう。
人も物も止まった世界「止界(しかい)」で2人の救出に向かうが、、、
via wikipedia
時を止められる「止界術」という設定もワクワクするのですが、
なんといってもこの漫画の魅力は、
止まった世界に住む「神ノ離忍(カヌリニ)」という謎の存在です。
止界を支配し、止界を乱そうとする者を排除する存在。
リアルで緻密な描写なので、本当に身近にこんなのがいるんじゃないかと思ってしまうくらい。
怖い昔話に出てきそうな感じは、水木しげるが賛辞を送るのも納得です。
「止界術」を巡る人間たちの攻防と、「神ノ離忍」の恐怖とその秘密。
果たして樹里は2人を救うことができるのか。
おすすめです。
↓1巻から8巻まであります。