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2011.03.08

「名前をつけてやる」

皆さまこんにちは、みやぼです。
恥の多い生涯を送って来ました。
$www.wazanaka.jp
これ、わが家にある謎の木彫り人形です。
数年前にモルディブに行ったとき
土産物屋で見かけた瞬間に
「あ、これ俺だ」と思って、買ったものです。
この全身から漂う羞恥心、「消え去ってしまいたい」感。
いつ見ても何度見ても他人とは思えません。
(特にお酒を飲んではしゃぎすぎた翌朝の僕は
だいたいいつもこんな感じです。)
…が、もしかしてこれを見て想像するテーマも
人それぞれで違うのかもしれませんね。
人によっては「祈り」とか「再生」とか「鍛練」とか
「愛という字書いてみては震えてたあの頃」とか、
「そして僕は途方に暮れる」とか。
そんなふうにいろいろな言葉を勝手に当てはめていると
この数年間自分だとしか思えなかったこの木彫り人形が
別の人格、別の物語を持っているように
感じてくるから不思議なものです。
良くも悪くも、言葉ひとつで印象はがらりと変わってしまう。
そして人はその印象から物語を勝手に読み取ってしまう。
言葉の偉大なところであり、同時に恐いところですね。

Author : miyabo