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2011.03.30

「普通」ということのありがたさ

前日の宮保の「迷い」に賛同する橋本です。
これまで見たこともないぐらいの災害が起きたことは
理解してます。当たり前だけど。
地震があった夜、ニュースの映像を見た時は、
「何かしなくては」って本当に思って、
翌日、ささやかですが募金をしました。(広島で)
あれから時間が経って、被害の大きさにただただ驚くばかりですが
正直なところ、「がんばろう日本」とか「今こそみんな一つになろう」とか
いう世の中の風潮には、どこかついていけてない自分がいたりします。
申し訳ないですけど・・・
というよりも、今だから、とか、今こそ、みたいなのが
どこか腑に落ちないのかもしれません。
震災前までは、ニュースに流れてくるのは
政治のゴタゴタ、足の引っ張り合い、いたたましい事件など、
「愛」のかけらも感じられないことばかり。
でも、あの震災があって、みんな被災された方々に対する「愛」のある
言葉がオンパレードのように出てきてる・・・
これって、どうなんかなぁ、って思ったりしてる自分がいたりします。
悲しい出来事があったんだから、当然と言えば当然なんでしょうね。
でもでも、やっぱり何だかなぁ・・
もっと普段から「エゴ」じゃなくて
「愛」のある世の中にならないもんかなぁ、って。
いいすぎかな?ちょっと。
っていうか、正直、心は痛むけど・・・
迷いっていうか、どっか受け入れきれてない感じ、なのかな。
でも、今回のことで一つ確かに思ったのは、
「普通」ということはスゴいありがたいことなんだな、と。
朝目が覚めてから、夜寝るまで「普通」に何でもやれてること、
「普通の暮らし」ができるってことが、
実は何て貴重なことなんだろうと思いました。
ある日突然、その「普通の暮らし」を奪われた人たちのことを考えると、
今日も、そんな「普通」の一日を過ごせたことに
感謝しなきゃいかん、ですね。
ありがとうございました。
そして、被災された方々にも早く「普通の暮らし」が
戻ってきますように・・・

Author : hashimoto