2011.01.25
いわずもがな
……あの、今さら大変申し上げにくいのですが…
あけましておめでとうございます、みやぼです。
祝日とすっぽかしにより今日が今年初ブログです。
みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて
先日なにげなく
某公共放送の朝の連ドラ再放送を見ていて、
ちょっとびっくりしたことがありました。
その時たまたま見ただけなので
話の脈絡はまったくわからないのですが、
工場での溶接作業シーンに、妙なテロップが。
「実際の作業には、防じんマスクが必要です」と。
今までドラマの最中に、こんなの入りましたっけ?
近頃はよくあることなんでしょうか?
違和感ありありで、無粋だなあと思いました。
そのうち、たとえばサスペンスドラマを見ていたら
「これはドラマ上の演出で、殺人は法律で禁止されています。」
「この捜査一課は実在のものとは異なります。」
「取り調べ中のカツ丼は被疑者が実費負担する必要があります。」
「実際の家政婦には捜査権限はありません。事件を見たら通報しましょう」
とか表示されるようになるんでしょうか。台無しですね。
「これは個人の感想です。」
「CM上の演出です。」
「※イメージです。」などなど
あらゆる広告に”お断り”が挿入されるのも
もう当然のことになってしまった感があります。
さまざま事情があるのもわかるんですが、
やっぱり残念だなあと思います。
何かをつくるときに規制が多いということも、
きっとそれがないと揚げ足をとる人がいるんだってことも。
作り手はみんな
「受け手には理解力も想像力もある」という前提の上で
もの作ったり表現を考えたりしているはずで
それはひとつの信頼関係だと思うのですが
それとは別の論理でリスクヘッジの必要性が
どんどん高まっていく世の中というのは
なんだかちょっとさびしいなあと思います。
どうか世の中がお断りと注意の言葉ばかりにはなりませんように。