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2013.01.18

最後から二番目の恋。

突然ですが、
「最後から二番目の恋」という
ドラマが好きです。
1年前、フジテレビで放送されていて、
ご存知のかたも
いらっしゃると思います。
鎌倉を舞台にした、
中井貴一さんと小泉今日子さんの
大人のラブストーリー。
脚本は「ちゅらさん」や「彼女たちの時代」の
岡田惠和さん。
「大人になってみて、
子供の頃に思い描いていた大人とは
ずいぶんと違っていて、
内面はそんなあんまり昔と変わってない。
でも仕事や表向きにちゃんと大人でいなくちゃ
いけなくて、
そんな自分がおかしくて笑っちゃう」という風に、
大人の切ない感じが
細やかにコミカルに描かれています。
私は既にじゅうぶん大人と呼ばれる年齢ですが、
40代、50代になったらこんな大人になりたいなあ、
誰かとこんな風に関係を築きたいなあと
思ってしまうような、
素敵な登場人物がいっぱい出てくる。
とくに、キョンキョン演じる
独身でTVプロデューサーの「千明」が、男前でいい女。
で、何がそんなに好きかと言いますと、
台詞がいい。
出演者たちのアドリブ全開の
本音の掛け合いがいい。
ちょっとマニアックですが、
好きな台詞を挙げてみます。
46才の誕生日に、ケーキの46本のろうそくを前に、
年を取る事を恥ずかしがる千明に、中井貴一が言う言葉。
「胸張って下さいよ、あなたらしくもない。
だいたいこのロウソクの数はこれまであなたが頑張ってきた数です。
あなた、こんなに頑張ってきたんですよ」
独身で仕事バリバリの主人公と、主婦の女性がもめたときの一言。
「結婚してるかしてないかで、なんで女はこんなにいがみ合わなきゃいけないんだろうね。
子供の頃はさ、みんな同じただの女の子だったのにね」
「真っ当で必要な事ってつまらないんですよ、きっと。 」
「地雷? 百は超えますね。時々自分でも踏んでしまいますね。」
「笑うんだよ、こういう時は、笑うの。笑い話にするの。そうしないと、心に傷が残るでしょ」
いまいち、伝わりにくいかもしれないですが
台詞ひとつ一つが、いちいち笑えて、やさしくて染みます。
しかも本当のことを言っているのに、
押し付けがましくない。
そして、なぜ今さら、自分はこのドラマに共感しまくって
いるのだろう。。。。
そういう時期なんでしょうか。
あまり深く考えないことにしました。
あ、コピーでもデザインでも、
本当のことを言っていけたら
いいなあと思いました。
「出会って良かった!」と思えるような、
ドラマの台詞みたいな。
目標です。
ということで、良かったら
ぜひ観てみてください。
元気でますよ~。

Author : matsuoka