2011.03.03
木村伊兵衛展
先日、
ふらっと家族で京都へ行った時に
たまたまやっていた「木村伊兵衛展」を見てきました。
著名な写真家に「木村伊兵衛写真賞」を受賞した人が多いので、
その名前はよく聞いていたのですが、
恥ずかしながら今まで木村伊兵衛自体の写真をちゃんと見た事も
どんな人なのかも全く知りませんでした。
昔の写真家、というイメージがあったので、
初めて見てみて…
今まで知らなかった自分を悔やみました。
昭和の東京の下町の人々や、
秋田や沖縄の田舎で暮らす人々を撮った作品が多く展示されていたのですが、
モノクロで随分昔の日本の風景なのに、
なんていうか、ヨーロッパ風、というか、洒落てるというか…。
(ライカレンズのせいなのかなー)と1点1点見ながら、
(なんか見たことがあるような雰囲気…誰だっけこの感じ…?)
ともやもやしていたら解説のところに
「アンリ・カルティエ=ブレッソンと比べられる」的なことが。
あーそうだ、なんかすごく共通するものを感じる、と妙に腑に落ちました。
(後に調べるとこのことはとても有名だそうで…)
特に女性の写真は、
袈裟を着て菅笠をかぶってても
ほとんど日本人に見えないほど美しく…。
写真家が持つ写真の力を、改めて感じた写真展でした。