2011.03.29
迷うことが正しくないとはかぎらない
みやぼです。皆様こんにちは。
震災から早くも二週間が過ぎて、
幸運にも親類縁者友人知人に大きな影響もなく、
今なら冷静に物事を見ることもできる立場にいるはずの自分が
どうしてこうも落ち着かないのだろうか、
ということをしばらく考えていて、
たぶん自分にとっての「今の正しいあり方」が
わからないからなのだろうなと思いました。
一日でも早く日常を取り戻して過ごすべきなのか、
被災者を思い、亡くなった方を悼み過ごすべきなのか。
この出来事を過去にする、過去にしないの
どちらに努力すべきなのかが、まだわかりません。
今日のブログ当番も、
もう地震の話はやめて努めて軽口でも叩こうと思いました。
でも結局のところこうなっていて、
それが正しいのか間違っているのかもわかりません。
おそらくどちらも等しく正しいのだと思います。
どちらも正しいのに、その一方を選んで手にとると
じわじわ正しさが失われていく。そんな気がします。
これはもう、しばらくはどうしようもないことなのかもしれません。
今、巷は「がんばろう」「きっと立ち直れる」といった言葉で満ちています。
それはすばらしいことだと思います。僕もがんばらなきゃと思います。
でも、「あなたが迷っているなら、今はそれでいいんだよ」とか、
そんな言葉を言う人がいてもいいのかなあ、と思ったりしました。