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2019.01.28

questionの大切さ

こんにちは。今回のブログ当番は、西垣です。
ワザナカに入って、3年ちょっと。
振り返ってみたら、ブログはまだ6回しか書いていませんでした。

なんたる更新頻度…!

これからすこ〜しずつ(?)ペースをあげていければと思うので、
みなさま優しく見守っていただけますと幸いです。

さて、何を書きましょうか。
ぼくはこの場では、だいたいHCCの告知に絡めて、
しょーもないことしか書いていないので、ちょっと別の話題を。

今回は、多くの人が一度は使ったことがあるかもしれない、
ボディソープなどで有名な「DOVE(ダヴ)」にしようかと思います。
でも商品についてではなく、広告についてです。

昔からダヴは「リアルビューティー」というキャンペーンで
いろいろと心に響く動画を手がけていて、
「スケッチ|あなたは自分が思うよりもずっと美しい」は
ご存知の方も多いかと思います。

この動画は似顔絵捜査員に、ある女性の似顔絵をふたつ描いてもらう、というもの。
ひとつはその女性自身の説明に基づいて描いた似顔絵、もうひとつは他人の説明に基づいて描いた似顔絵。

それらを比べることで自分の本当の美しさに気づいてもらうという趣旨なのですが、
この動画は世界中で反響を呼びました。

ちなみに、動画中には一切商品はでてきません。
商品の根っこにある、ブランドとしての姿勢やあり方を打ち出したからこそ、
多くの共感を得られたのだと思います。

このキャンペーン、実は女子高校生篇もあります。
タイトルは「リアルビューティーID」。
なぜIDなのか?それは実際の動画を見ていただけるとわかると思います。

この動画で知ったのですが、
日本の10代の女性で、自分の容姿に自信があると答える人はわずか7%。
この数値は、世界でもっとも低いそうです。

そこに対して、ダヴがアプローチしていて、
最終的に高校生たちが自分の魅力に気づき、笑顔になっていく様を見ると、
こちらも清々しい気持ちになります。
 
 
 
  
 

とある方が、これから広告はsuggestion型からquestion型が
重要になると言っていましたが、ほんとうにそうだよなぁ思います。
ちょっと前にネットで賑わっていた幸楽苑の新聞広告「2億円事件。」とかも
まさにそうですもんね。

だらだらとまとまりのない感じで書いてしまいましたが、
今回はこのへんで。西垣でした。

Author : nishigaki

2018.03.30

美味しんぼとHCC

こんにちは、西垣です。

 

最近、「美味しんぼ」にハマっています。

プライムビデオでアニメ版が122話まで

アップロードされているのですが、ようやくすべて見終わりました。

 

美味しんぼが名作と言われる所以は、

料理の奥深さだけではなく、人として大切なことを教えてくれるからだと思います。

 

特に「命と器」編は必見です。

とある料亭で国内屈指の財閥である二都グループの二木会長、

陶芸家で人間国宝でもある唐山陶人、

そして山岡士郎の3人が会食をしているさなか、

料亭の女中がうっかり茶碗を割ってしまうのです。

その茶碗とは、二木会長が唐山陶人から譲り受けた、いわば国宝級の茶碗。

二木会長は怒りのままに、女中を罵ります。

そこで、山岡がはなった言葉がまたかっこいいのです。

 

ここに書きたいくらいですが、ぜひ一度見てください。

 

 

ほかにも美味しんぼの魅力はたくさんありますが、

究極のメニューと至高のメニューの対決も見逃せません。

 

この戦いは山岡士郎が勤める東西新聞の

創立記念事業である究極のメニューづくりに、

ライバル紙の帝都新聞が乗じてきたことによって勃発したもの。

メニューの監修は、東西新聞側は山岡が、

帝都新聞側は山岡の父である海原雄山が担当。

 

はじめは両紙の主権争いだったはずが、

いつのまにか父と息子の争いにすり替わっていきます。

 

とはいえ、両者の真剣勝負は非常に見応えがあります。

お互いが持つ知識、経験、技量などすべてをかけて競いあう。

その熱気たるや、すさまじいものがあります。

 

そんな究極のメニューと至高のメニューの対決を見ていると、

ふとHCC審査会を思い出してしまうのでぼくだけでしょうか。

 

そうです、今年ももうそんな時期がやってきました。

年に一度の北陸コピーの祭典が、4/14(土)に福井で開催されます。

特別審査員にお迎えするのは、福里真一さんと三井明子さんです。

 

▼詳細はこちらからご確認ください

http://www.hokuriku.cc/

 

 

ぼくがいうのもあれですが、

北陸のコピーライターたちがこしらえたコピーが

一堂に並ぶ光景は、なかなかの壮観ですよ。

 

 

ぜひ美味しんぼ片手に、お越しください。

 

 

Author : nishigaki

2017.09.26

タイのこと&HCCからの告知

こんにちは。西垣です。

先日お時間をいただき、社員旅行(人生初)で

タイ(こちらも人生初)へと行ってきました。

街は臭いし、道端でいきなりピーナッツを売りつけられるし、

事あるごとにボッタくってくるタイですが、総じて最高でした。

また、観光だけでなくバンコク・アート&カルチャーセンターと

タイ・クリエイティブ&デザインセンターの2施設もめぐることができ、

有意義な時間になった気がします。

いろいろと街をめぐる中で、

日本では見かけない光景に出会いました。

IMG_4878

普通のポストのように見えますが、

わかりますでしょうか。

実は投函口が、歩道側ではなく道路側についているんですね。

タイは、今ものすごい勢いで車社会が進んでいます。

歩道より車道の方がポスト利用者が

多いということなのでしょうか。

IMG_4560

こんなのもありました。

バナナがぶら下げられています。

休憩所なのでしょうか、はたまた罠なのでしょうか。

IMG_4166

千葉ロッテではありません。

どうやら警察署的なものらしいですが、

滞在中、一度も警察がいたところを見たことがありません。

そんなこんなで目に入るものすべてがおもしろく、
結局滞在中に撮った写真は300枚を軽く超えました。
一冊にまとめて、眺めていたいものです。

・・・一冊にまとめるといえば(前段の話とまったく関係ない)、

まもなく北陸コピーライターズクラブ(HCC)の年鑑が発刊されます。

それを記念にして、10/8に発刊パーティーと

HCC賞の授賞式を兼ねたイベントを開催します。

今年の開催地は金沢。

これを逃すと、次回の金沢開催は3年後になってしまうので、

お時間がございましたら、ぜひお越しくださいませ。

2017HCC_PARTY_new2

まとまりのないお話にお付き合いいただきありがとうございました。

以上、西垣でした。

Author : nishigaki

2017.02.17

あるシェアハウスの話

金沢に来る前、ぼくはずっとシェアハウスで暮らしていました。
それを人に言うと驚かれたり、その実態について聞かれたりすることもあるので、
今回はそんなシェアハウスのお話をしたいと思います。

シェアハウスでかなりの頻度で飛び交う言葉、
それは「パーティーしようぜ!」です。

この言葉は住人ひとりひとりのスローガンとして機能し、
生まれも育ちも異なる住人同士をひとつにすることに効果を発揮します。

まさに、シェアハウス生活の指針ともいえる言葉です。

シェアハウスに暮らすまでは、
パーティーをしたいなんてあまり思わなかったのですが、
いざ暮らしてみると、そういった思考になってくるから不思議です。

当然、一緒に暮らす住人も同じ思考になっているので、
シャワーのごとく「パーティーしようぜ!」を日々浴びることになります。

どんなときに使うのかというと、

誰かが誕生日のとき、
「パーティーしようぜ!」

新しい住人が入居するとき、
「パーティーしようぜ!」

友達が遊びに来たとき、
「パーティーしようぜ!」

なにもなくても、
「パーティーしようぜ!」

そうです、もはやパーティーをすることに、
特別な理由はいらないのです。

そんな日々を送っていたぼくですが、
金沢に来て一人暮らしをはじめてからは
一度も「パーティーしようぜ!」と口にしていません。

だから、シェアハウスでよく催しが開かれるのは、
パリピが集まって暮らしているからではなく、
シェア生活をすることでパリピが生まれるのではないか、という
ひとつの仮説にたどり着きました。

どうでもいいですね。

それでは、今回はこの辺で。
長文・駄文失礼いたしましたm(__)m

Author : nishigaki

2016.10.12

ラッパーズディライトを求めて

こんにちは。
西垣です。
最近、世の中にラップがあふれていますよね。
TVをつけたらラップ、Webを開けばラップ、
どこもかしこも、ラップ、ラップ、ラップ…。
BSスカパー「高校生ラップ選手権」や
テレビ朝日「フリースタイルダンジョン」といった
MCバトル(即興ラップ)番組も人気を博しており、
今、一大ラップムーブメントが起きています。
中学時代からラップを好んで聞いてきた身としては
正直うれしいような、さびしいような複雑な気持ちです。
好きなアイドルには売れてほしいけど、
遠い存在になってほしくないといった、
アレに近い感情かもしれません。
自分の気持ちはさておき、
このムーブメントにより
前述したラップ飽和現象が起きていると思うのですが、
その昔、そんなアドバンテージもなしに
CMにラップミュージックをねじ込んできた
強者がいるのです。
そのCMがこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=slEspu0lnzQ
これは今は亡きDev Largeプロデュースの
JINROの CM。BUDDAファンなら、しびれたはず。
まぁ、言っていることはダジャレですが。
そしてその後、
北の雄、THA BLUE HERBの
ILL-BOSSTINOを起用した
ゲータレードのCMも出てきました。
https://www.youtube.com/watch?v=G1gzz25GBiI
登場する錦織選手に、商品とラップの内容がガチッとはまって、
メッセージ性のあるCMに仕上がっています。
このふたつのCMは、
ふとしたときに思い出すんですよね。
果たして今の世の中で流れているラップCMで、
どれだけのものが思い出されるのでしょうか。
ラップが流行るのもいいですが、
これを一過性のものにせず、
文化として根付くことを、ただただ願うばかりです。
ちょっと長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
それではまた。西垣でした。

Author : nishigaki